運命は我々の行為の半分を支配し、 他の半分を我々自身にゆだねる。
幸福な家庭の顔はお互い似かよっているが、 不幸な家庭の顔はどれもこれも違っている。
人間の一生のあらゆる行動のうちで、 結婚は他人に関係することの最も少なきものである。 だがそれはまた、あらゆる行動の中で他人に干渉されることの最も多きものである。
この世は一冊の美しい書物である。 しかしそれを読めない人間にとっては何の役にも立たない。
真の友情は、前と後ろ、どちらから見ても同じもの。 前から見ればバラ、後ろから見ればトゲなどというものではない。
翻訳は女性のようなものである。 美しければ忠実じゃないし、忠実であれば、きっと美しくない。
人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。 それでも人に恋するのだ。
皮膚の色が裁判の判断材料になるなら、裁かれるべきなのは法廷だ。
もっと人生を本当に楽しめるときがいつか訪れるだろう。 その時をあなたは心待ちにしなさい。
はたして人は、不徳なくして徳を、 憎しみなくして愛を、醜なくして美を考えることができるだろうか? 実に悪と悩みのおかげで地球は住むにたえ、人生は生きるに値するのである。
恋にとどめを刺すあらゆる手段の中で、 最も確かなのはその恋を満足させることである。
噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。