友人の女房と寝てはいけないという。 しかし、それではいったい誰と寝ればいいのか。
恋というものは心から心に至るもっとも短い道である。直線である。
愛情とはからだとからだをよせて、さむさをあたためあうことなのだ。
貧乏には、楽しいことが沢山あるに違いない。 でなければ、こんなに沢山の人が貧乏であるわけがない
結婚生活をいくらでもほめたたえてよい。しかし自分自信は独身でいたまえ。
女房と財布は努めて隠しておけ。 あまりたびたび人に見せると、一日借りられる恐れがある。
自分の目標を達成している人、 あるいは今の自分に本当に満足している人には滅多に出会うものではない。 それなのに人生を左右するような問題の選択を大多数の意見に委ねるべきだろうか?
誤りを犯さなければ、人生は非常に面白いものである。
二十歳のときに詩人であるものは、詩人ではなく、ただの人間にすぎない。 二十歳を過ぎて詩人であれば、そのときかれは詩人である。
恋の苦しみは、あらゆるほかの悦びよりずっと愉しい。
A「あなたが一番影響を受けた本はなんですか」 B「銀行の預金通帳だよ」
男は人生を知るのが早すぎるし、女は知るのが遅すぎる。
ある男がはじめて君をあざむいたときには、 彼を辱めるがいい。 しかし、その男がもう一度君をあざむいたとしたら、 君自身を恥じるがいい。
青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。
馬で行くことも、車で行くことも、 二人で行くことも、三人で行くこともできる。 だが、最後の一歩は自分ひとりで歩かなければならない。
人生はチャンスだ。結婚もチャンスだ。恋愛もチャンスだと、 したり顔して教える苦労人が多いけれども、私はそうではないと思う。 私は別段、例の唯物論的弁証法に媚びるわけではないが、 少なくとも恋愛は、チャンスではないと思う。私はそれを意思だと思う。