愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ。
なるほど、あの娘は美しい。しかし、美しいと思うのはお前の目なのだよ。
すべての悲劇というものは死によって終わり、 すべての人生劇は結婚をもって終わる。
われわれは現在だけを耐え忍べばよい。 過去にも未来にも苦しむ必要はない。 過去はもう存在しないし、 未来はまだ存在していないのだから。
友情と恋愛は一つの根から生えた二本の植物である。 ただ後者は花をすこしばかり多くもっているにすぎない。
金のある者は、金があるために不正をし、 金のない者は、金がないために不正なことをする。
信頼は、年を重ねた胸の中でゆっくりと育つ植物である。
愛している女は、男から愛されていないのではないかといつも恐れている。 愛していない女は、男から愛されているといつもうぬぼれている。
女性はどこから見ても低劣であり、 女性固有の領域においても全くの無能力であるにもかかわらず、 いぜんとして女性がハバをきかしているのは、結局は男性が愚鈍だからである。
人はだれしも、 自分自身の生涯を一人で生き、 自分自身の死を一人で死ぬものです。
女は大きな危害は許すが、小さい侮辱は決して忘れない。
人間は判断力の欠如によって結婚し、 忍耐力の欠如によって離婚し、 記憶力の欠如によって再婚する。
離婚はきわめて自然なもので、 多くの家では毎晩、それが夫婦の間に寝ている。
「さようなら」と私は彼の元を去りながら、 心の中で叫んだ。 そして、絶望がそれにこう付け加えさせた。 「さようなら、永遠に」