恋愛は戦争のようなものである。 始めるのは容易だが、やめるのは困難である。
10歳にして菓子に動かされ、20歳にしては恋人に、30歳にして快楽に、 40歳にしては野心に、50歳にしては貪欲に動かされる。 いつになったら人間はただ知性のみを追って進むようになるのであろうか。
幸福、それは君の行くてに立ちふさがる獅子である。 たいていの人はそれを見て引き返してしまう。
どこで死が我々を待っているか分からないのだから、 いたるところで待とうではないか。 死を予測するのは自由を予測することである。
噂とはいい加減なものだ。たいてい噂のほうがよくできている。
恋にとどめを刺すあらゆる手段の中で、 最も確かなのはその恋を満足させることである。
はたして人は、不徳なくして徳を、 憎しみなくして愛を、醜なくして美を考えることができるだろうか? 実に悪と悩みのおかげで地球は住むにたえ、人生は生きるに値するのである。
もっと人生を本当に楽しめるときがいつか訪れるだろう。 その時をあなたは心待ちにしなさい。
皮膚の色が裁判の判断材料になるなら、裁かれるべきなのは法廷だ。
人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。 それでも人に恋するのだ。
翻訳は女性のようなものである。 美しければ忠実じゃないし、忠実であれば、きっと美しくない。
真の友情は、前と後ろ、どちらから見ても同じもの。 前から見ればバラ、後ろから見ればトゲなどというものではない。
この世は一冊の美しい書物である。 しかしそれを読めない人間にとっては何の役にも立たない。
人間の一生のあらゆる行動のうちで、 結婚は他人に関係することの最も少なきものである。 だがそれはまた、あらゆる行動の中で他人に干渉されることの最も多きものである。