友情は瞬間が咲かせる花であり、そして時間が実らせる果実である。
女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。 男に欠点が多ければ女は何もかも許してくれる。 我々の知性さえもだ。
「あなたは愛してるって言ってくれたことがないのね」 「そんなこと知ってると思ってた」 「女は、それを聞きたいものなのよ」
恋愛が与えうる最大の幸福は、 愛する人の手をはじめて握ることである。
深く愛していたものを憎むことはなかなかできない。 火は消し方が悪いと、まもなく、また燃え上がる。
金持ち連中の軽蔑には容易に耐えられる。 だが一人の恵まれない人の視線は、私の心の底に深く突き刺さってくる。
女達は、なぜとか、どうしてとかいう事を抜きにして愛されることを願う。 可愛らしいとか、善良だとか、上品だとか、頭がいいとかいう理由ではなく、 彼女らは彼女自身でありたいからだ。
人間的に言えば死にもよいところがある。 老いに決着をつけねばならないからだ。
孤独は内に閉じこもることではない。 孤独を感じるとき、試みに、自分の手を伸ばして、じっと見詰めよ。 孤独の感じは急に迫ってくるであろう。
勇敢な男は自分自身のことは最後に考えるものである。
人は、いつか必ず死ぬということを思い知らなければ、 生きているということを実感することもできない
わたしの人生をわたしはコーヒースプーンで測ってきた。
科学は農薬を生み出すが、それを使うなとは言ってくれない。
人生の小さな不幸せは、 我々が大きな不幸を乗り越えていくのを助けてくれる。
真面目に恋をする男は、 恋人の前では困惑し、拙劣であり、愛嬌もろくに無いものである。
恋はスペインの宿に似ている。 あるものといえば自分が持ってきたものばかり。
青春期を何もしないで過ごすよりは、青春期を浪費する方がましである。