誤りと無知とによって作られた幸福など、私は欲しくない。
深海にいきる魚のように自ら燃えなければどこにも光はない。
若き日の恋なんてな、 老いたる男が老妻に抱く愛に比べたらまるで軽薄じゃよ。
私たちは他人を愛して生涯の半分を過ごし、 他人の文句を言って残りの半分を過ごす。
人生は、私たち一人一人が、それぞれの目を通して見ている映画です。 そこに何が起こっているのか、ということは大した違いはありません。 それをどのように受け取るかが重要なのです。
死んでみたところでなんの役に立つのだろうか? まだ死ぬには早すぎる。 せっかく自分のために生まれてきたものを全部自分のものにしもせずに あの世に旅立つなんて、 果たして僕のすべきことだろうか。
君、時というものは、 それぞれの人間によって、 それぞれの速さで走るものなのだよ。
今日という一日は明日という二日分の値打ちを持っている。
一人を失ったからといって嘆くことはない。 男と女は半分ずついるのだから。
死は救いとは言いながら、そうは悟りきれぬものである。
とにもかくにも結婚せよ。 もし君が良い妻を得るならば、君は非常に幸福になるだろう。 もし君が悪い妻を持つならば哲学者となるだろう。 そしてそれは誰にとってもよいことなのだ。
金を持たずに済ますことにも、金を儲けるのと同じくらいの苦労と価値がある。
死ぬことは悪くない。死について考えることから解放してくれるから。
ハンカチ――顔に関してさまざまの汚ならしい役割を果たすのに使われる絹またはリネンの小さな四角い布。 特に葬儀の際に泣いていないことを隠すのに役立つ。
臆病者は本当に死ぬまでに幾度も死ぬが、 勇者は一度しか死を経験しない。
会って、知って、愛して、 そして別れていくのが幾多の人間の悲しい物語である。